大安禅寺
水子とは、現代では一般的には流産や中絶、死産などにより生まれることのかなわなかった胎児を指します。昔の日本では七歳までに亡くなった子どもは、もう一度生まれ変わってこの世で寿命を全うしてほしいとの願いから死者を浄土に送る仏教式の葬儀は行なわれていませんでした。しかし、この世に産まれてこなかったとはいえ、母親にとっては自らの体内に実感した小さな命。何らかの形で供養してあげたいと思うのは、当然のことでしょう。水子のたたりを気にされる方がいますが、仏教の世界ではそのようなことを説くことはありません。たたりを怖れるのではなく、この世で命をまっとうできなかった子に対して懺悔や浄土で幸せになって欲しいという願いを持って供養をすること、そして水子供養を通じて命の尊さを学ぶことが大切です。




大安禅寺