「祈る」という営み

祈りから始まる一年

ありがたいことに年始正月も賑々しく過ぎ、
現場も仕事始め皆様の元気なお顔を拝し嬉しい限りです。

例年の如く、初日の朝いちばんには関係者の皆さまと顔を揃え、
本年の工事・作業安全をはじめ、諸縁の円満を願い、懇ろにご祈祷を修しました。
一人ひとりがそれぞれの立場で「安全と感謝」を思い手を合わせる、身の引き締まる時間となりました。
昨年は、本堂完成という大きな節目を迎えることができ、同時にこの文化財修理事業も折り返し地点に立ちました。
本年はいよいよ、開山堂・開基堂、そして庫裏へと修理の舞台が移ってまいります。

一層気を引き締めて最後まで精進したいと思います。
年頭の御参りも始まり、境内には新たな一年の始まりを感じさせる清々しい空気が満ちています。
手を合わせる方それぞれの願いと決意が、静かに本堂へと吸い込まれていくように感じられます。
年頭の御参りをお迎えする合間には、引き続きご挨拶やお祝い、打ち合わせなど、
多くの御来客の皆さまにもお越しいただいております。
その一つひとつのご縁が、大安禅寺を支えてくださる力であり、改めて身の引き締まる思いで応対させていただいています。
ここで改めて感じるのは、「祈る」という営みは、特別な行事の中だけにあるのではなく、日々の仕事や人との出会いの中にこそ息づいているということです。

工事が始まる朝、参拝者を迎える一礼、
来山された方と向き合うひととき

そのすべてが、心をととのえ、おごりや慢心を戒め、明日への大きな歩みとなります。それが祈りの営みだと思います。

本年もまた、多くの方々の祈りとご支援の中で、一日一日を大切に積み重ねてまいります。

事故なく、滞りなく、そして誠実に。

大安禅寺 髙橋玄峰 合掌


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