今年も一年、御法愛を賜り誠にありがとうございました。
県内外を問わず、多くの方が法話を聴きに足を運んでくださり、仏縁の深さ、そして今なお多くの方が仏教に関心を寄せてくださっていることを、心より嬉しく思っております。






世間では「寺離れ」「宗教離れ」という言葉がしばしば聞かれます。しかし、私は必ずしもそうは感じておりません。
日本仏教は、時代の変遷とともに姿を変えながら、今に至っています。変化の過程にこそ、常に「今」があるのです。


仏教との関わり方は人それぞれ異なります。
生活の中でどのように仏教が息づき、どのように生かされていくのか。
その現れ方もまた、多様であってよいのだと思います。
ただし、そこで決して怠ってはならないのが、僧侶自身の精進努力です。
私自身も、自らを戒めながら、「現代に禅をどう伝えるか」「どのように皆様の生活の一助となれるか」を日々模索しています。
それは時代の問題ではなく、僧侶自身の問題であると感じています。




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