初秋の気配が少しずつ感じられる大安禅寺。

クラウドファンディング開始二日前

暑さの中にも、境内の山々や彼岸花の兆しに季節の移ろいを覚えます。
九月に入り、大安禅寺の境内にも少しずつ秋の気配が漂い始めました。
日中はまだまだ厳しい暑さが続きますが、山の色合いや吹き抜ける風のやわらかさに、季節の移ろいを感じます。

大安禅寺山頂より望む福井平野を滔滔の流れる九頭竜川と日野川は時さえ忘れさせてくれます。

ふと彼岸花のことを思い出しました。
昨年は例年より一か月遅れて咲いたのですが、私たちはすぐに「季節外れ」という言葉で括ってしまいます。
しかし、それは人間の暦や時計の基準から見た「ずれ」にすぎません。
九月に入り、大安禅寺の境内にも少しずつ秋の気配が漂い始めました。
日中はまだまだ厳しい暑さが続きますが、山の色合いや吹き抜ける風のやわらかさに、季節の移ろいを感じます。

大安禅寺山頂より望む福井平野を滔滔の流れる九頭竜川と日野川は時さえ忘れさせてくれます。

ふと彼岸花のことを思い出しました。
昨年は例年より一か月遅れて咲いたのですが、私たちはすぐに「季節外れ」という言葉で括ってしまいます。
しかし、それは人間の暦や時計の基準から見た「ずれ」にすぎません。

彼岸花はただ雨や風、陽ざしという日々のご縁を大切に受けとめ、その時が満ちたときに静かに咲くだけです。

考えてみれば、「時間」というものを区切り、時計の針に合わせて生きているのは人間だけです。
自然は時計に従うことなく、ただその命のままに巡りを重ねていきます。

私たち人間もまた、外の時計に振り回されるだけではなく、心の時計の針で人生を導く主体性を大切にしながら歩んでいくことが必要なのではないでしょうか。

心の時計で人生を導くとは、自らの主体性を持ち、心のゆとりを失わずに生きること。
それは、自然の移ろいに寄り添い、今この一瞬を味わう仏教の教えにも重なります。

季節はまもなく秋彼岸。
彼岸花が時を得て咲くように、私たちもまた自分の「咲くべき時」を信じ、心豊かに歩んでいきたいものです。
そのような思いの中、いよいよクラウドファンディング開始二日前となりました。
福井藩御当主・松平宗紀様からも温かい応援メッセージを頂戴し、多くの方から励ましのお言葉をいただいております。
皆さまのお力添えをいただきながら、歴史を未来へとつなぐ「令和の大修理」を進めてまいります。
どうぞ引き続きご注目くださいますようお願い申し上げます。

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