現場仕事納め

無事一年終了

今日は工事現場の仕事納め。朝から業者の皆様が一年の埃を払い、掃除に整理と納め作業を行いました。現場の携わる皆様はいわゆる職人の方々。工事が始まってから、その仕事を間近で見る機会が増えて自分自身の仕事との向き合い方を考えさせられることが多くなりました。

 

宮大工一筋で歩んできた棟梁の仕事姿や考え方は、利便性を優先する私達からするとその逆です。一言でいえば「丁寧」、現代はそれを要らぬこだわりと言うかもしれませんが、木と向き合い、一日でも長く文化財という形で、日本の大工技術を遺そうとする精神とその熱量は、心を打つものが有ります。

 

その手の跡が大安禅寺の存在をさらに誇り高いものにしてくれますし、それを護持していく私のモチベーションもさらに上がります。同時に、大いなる責任感と使命感を感じるのです。

まだまだ先は長いですが、皆様と一歩一歩頑張っていきたいと思います。仕事終わりに、皆さんと一枚。何事も無く一年を終えられ本当に良かったです。来年の仕事始めまで、ゆっくり体を休めて下さいね。

大安禅寺 髙橋玄峰 合掌

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