臘月 光陰矢の如し

時のながれ

今年も最後の月を迎え早くも10日目。大安禅寺も観光は落ち着きましたが、法務にはじまり、冬支度、大掃除、年末年始の準備、境内整備と時間に追われる毎日です。ただ、やるべきことを着実に一つ一つ行っていく過程が、時間とともに心を落ち着かせていくのも事実。

新年を迎える良い準備の日々を過ごしていると言えます。

大晦日は大安禅寺の「除夜の鐘」参りへ

修理が済んだ鐘楼にて今年も「除夜の鐘」を開催します。御来山いただいた皆様に撞いていただけます。「除夜」とは「闇を除ける」ということで、魔除け、厄除けの意味です。心にけじめをつけて、正しい心で新年を迎えるから「お正月」と言えるのです。

「一年の計は元旦にあり」と申しますが、一日の計は毎日の朝にあるわけで、一年に一度と言わず、かけがえのない一日一日を大切にする心構えを忘れてはいけません。

大小関係なく心の締めくくり、間合いを大切にすることでそれ以外の生活が充実するのです。ぜひ一年の締めくくりである大晦日に、大安禅寺へご参拝下さい。
大安玄峰 合掌

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