雨も好し晴れも好し
6月と言えば「梅雨入り」と雨の煩わしさを思いますが、紫陽花など花々からすれば潤いとなり、恵の雨と言えます。ですから、雨の似合う季節が到来する喜びに視点を置いてみると、心まで豊かになります。
そこで6月の御朱印デザインはそんな季節に寄り添ったものをご用意しました。


六月、雨に濡れながら鮮やかに咲く紫陽花と和傘の風情を描いたこの御朱印には、「雨奇晴好(うきせいこう)」という禅語を記しました。
また見開きバージョンの方は、梅雨のしとしととした雨音に包まれながら、そっと花を咲かせる夏椿。朝にひらき、昼には潔く散るその姿は、「沙羅双樹」とも呼ばれ、仏教的な象徴とされています。この夏椿の儚さには、仏教の基本的な教えである「諸行無常(しょぎょうむじょう)」の精神が表現されています。





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