防火査察 日誌 2025.01.10 文化財防火デー 防災訓練に向けて 1月26日は「文化財防火デー」です。この特別な日に因んで、大安禅寺では毎年1月に防災訓練を実施しております。当寺は、文化財建造物である本堂をはじめ、貴重な仏像や美術品を数多く所蔵しております。そのため、火の扱いには特に気を使っています。 今年は1月23日に防災訓練を予定しており、その準備として、消防署の皆さまや工事現場関係者の皆さまと打ち合わせを行いました。打ち合わせでは、訓練内容や防火対策について具体的に確認し合い、安全かつ効果的な訓練を実現するための意見を交わしました。 また、打ち合わせ後には、消防署のご協力をいただきながら、寺内および境内を巡回し、防火設備が適切に設置されているかを査察していただきました。特に火災に直結する箇所については細かく点検し、必要な改善点についてのご指導をいただくことができました。 防火対策は一度整備すれば終わりではなく、常に見直しと改善が必要です。私たちの大切な文化財を守るため、そしてご参拝いただく皆さまの安全を確保するためにも、今後も継続的に取り組んでまいります。引き続き、大安禅寺の活動を温かく見守っていただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 住職現場確認 大安禅寺では、文化財本堂の保存修理工事が現在進行中です。今年秋には完成を迎えるということで、細部にわたるところまで住職と一緒に、現場管理所長の高木様と確認作業を行いました。 打ち合わせでは、工事の進捗状況や今後の工事計画について、説明をいただきました。高木様からは、現場での取り組みや工事の細部にわたる配慮についてお話しいただき、文化財としての価値を損なうことなく、最善の形で修理が進められていることを改めて確認することができました。本堂は大安禅寺の象徴であり、地域の皆さまにとっても大切な文化財です。この工事を通じて、後世にその姿を受け継ぐことができるよう、引き続きしっかりと取り組んでまいります。 工事の進捗や取り組みについては、今後も随時ご報告させていただきます。
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