「本堂完成検査を終えて ― 8年の大修理とこれから」
10月1日、本堂の完了検査を無事に終えることができました。
思い返せば、平成29年の準備工事(調査)から始まり、丸8年にわたる大修理の歩みでした。その間には鐘楼、山門の修理も進められ、大安禅寺の伽藍は少しずつ往時の姿を取り戻しつつあります。



福井藩松平家の威光と美意識が随所に息づく大安禅寺。その中心である本堂が、ようやく皆様にお披露目できる時を迎えられることは、感慨深い限りです。



とはいえ、これで一区切りではありません。ここからは、これまで以上に複雑な修理がさらに七年続いていきます。庫裏、開山堂、開基堂、宝蔵、客寮など、境内に隣接する重要な建物群を対象とした大掛かりな工程が控えており、関係者一同、改めて気を引き締め「安全第一」で精進してまいります。
現在もクラウドファンディングを実施中で、ネクストゴールを視野に入れながら活動を続けております。これまでのご支援に心より感謝申し上げますとともに、引き続きのご縁を賜れば幸いです。
本堂はこれから内部の設えや引っ越しを進め、来年5月の落慶法要に向けて準備を重ねてまいります。皆様にお披露目できるのはもうしばらく先となりますが、その日をどうぞ楽しみにお待ちください。



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