大般若祈祷会準備と、心を調える一日

大般若祈祷会準備と、心を調える一日

来る 11日(日) に厳修される
大般若祈祷会に向け、本日その準備を進めました。

この祈祷会は、檀信徒皆さまの御安寧、国土安泰、五穀豊穣などを祈念する、
大安禅寺にとって大変大切な年中行事です。

当山では、正月三が日の早朝にも同様にご祈祷を捧げますが、この大般若祈祷会をもって祈りが満ちると考えています。

懇ろに、丁寧に、一年の無事と安寧を祈り尽くす。

その締めくくりの法要が、この大般若祈祷会なのです。

その中で、蒔田責任役員総代様が年頭の御参りに御来山。
いつもお心遣いくださりそのお人柄に救われてきた私。

檀信徒皆様の御法愛が何よりありがたくうれしいものです。
昨今の世の中は、便利になりすぎた反面、
人としての心は、かえって不便になっているように感じます。

自分で自分の世界を狭め、
自分のこだわりや都合を優先するあまり、
気づかぬうちに自分自身の心を縛ってしまう

そうなると、「感謝」という最も大切な心が、いつの間にかおざなりになってしまいます。今日という一日は、決して当たり前ではありません。

こうした行事に身を置き、心から祈ることで、人任せでも、環境任せでもなく、
人生の資本はいつでもどんな時代になっても、「自分自身の心にある」ということを思い出させられます。

準備をしながら、「自分の都合ばかりではいけないな」と、自省する一日となりました。

年中行事を粛々と行じていくことの大切さを強く感じます。
また本日は、鏡開きを行い、門松も納めました
土地神様へ感謝を捧げ、今年も一層精進していく決意を新たにしています。

境内では、開基堂まわりの修理も進んでおり、
側溝の笏谷石の枠石を取り外す作業が行われています。

天候が不安定で、決して良い現場環境とは言えない中、
職人の皆さまが黙々と、真摯に作業を進めてくださる姿を見ると、こちらも自然と背筋が伸びます。

「自分も負けていられないな」そんな気持ちを、何度もいただきました。
こうして振り返ると、日々は本当に多くのご縁と支えの中にあります。

省みることの繰り返しの中で、人は少しずつ整えられていくのだと思います。

報恩感謝。

今日も、ありがたい一日でした。


大安禅寺 副住職 髙橋玄峰 合掌

コメント