大安禅寺
明けましておめでとうございます。
旧年中はご法愛を賜り心より厚く御礼申し上げます。

今年は臨済宗の開祖である臨済義玄禅師の「随所に主と作る」の語をテーマに掲げ精進してまいります。意味は「どんなところでも主体性をもって生きる」ということです。主体性とは、わがままな心を押し通すという事では無く、真心をもってどんなところでも自分の役割を果たしていくことです。

私たちの人生は、様々な場面に遭遇していきます。しかし、悲喜苦楽どんな時であっても、それは自分にとって一度きりの人生の大事な一場面に変わりはありません。その場面で主人公となるのも、やはり私自身です。

春が来れば梅が咲く、梅が咲くから春の訪れを知る。観点一つで見方も変わってくるように、大事なのは「主」となる両方の視点です。梅も春も別物でなく、それら「主」がお互いに和合した世界が私たちの面前に広がる真実の世界です。そして、私達もその一部ですから、同様にその真実と分別して見ていくものなどありません。あらゆる「主」となる存在とのご縁が和合し生かされている私、それが悲喜苦楽を伴う私たちの人生です。一人一人、一つ一つが主人公としての役割を果たしながら今日があるのです。

その中で自分の役割をしっかりと今一度見極めて、どんな処でも真心をもって生きていきたいものです。

卑山もあらゆるご縁に照らされて今日があります。だからこそ、今年はお寺としての本来の役割を見つめ直し、真心をもって周りを照らしていける存在になれるよう精進してまいりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

平成戌年 正月







|2018,01,01, Monday 04:11 PM |
 
大安禅寺