本堂修理 懸魚編

懸魚とは?

「懸魚」とは、神社やお寺に見られる屋根の破風板部分に取り付けられた妻飾りのことをいいます。
「懸魚」の語源は、文字通り「魚を懸ける」ことであり、水と関わりの深い魚を屋根に懸けることによって、「水をかける」という意味に通じており、火に弱い木造の建物を火災から守るために、火伏せのまじないとして取り付けられています。

造作〜設置完了まで

写真のように、懸魚は4つのパーツに分けて造作します。
遠くから見ることしかない懸魚ですが、とても大きい事がお分かりいただけます。
時代や地域によって異なる懸魚の形。下絵に沿って削られ、徐々に装飾ができあがる匠の技術に感動いたしました。

コメント