修理の為の調査

境内をぐるぐる

境内の給水排水をどうするか!

大安禅寺の修理事業は順調に進んでいるものの問題は山積みです。

 

現在、本堂修理が主だった工事として進んでおりますが、数年後には庫裡(住まう場)修理に移行していきます。しかし、数年後と言っても、それは本格的に庫裡に取り掛かる工事であってその準備は、今年度から始めなければいけません。

主には足場や素屋根建設のための庫裡周辺整備工事になりますが、庫裡はお寺の住居部分ですので、本堂と違いライフラインが多く関わってきます。ですので、境内地が広域ということもあって給水配管がどのように巡らせてあるのか、一から調査しなければいけません。

 

また境内は広域ではあるものの作業スペースとなる区域は狭いため、工事計画も障壁が多く出てきます。その解決の糸口を探る調査でもあります。

 

今日は業者の皆様と、ほぼ一日かけての調査。給水と言っても、お寺には融雪用の山水、井戸水、そして水道と何本もの配管が巡っており一つ一つしらみつぶしに調べるしかないのですが、山水においては配管すべて父親が手作業で自ら融雪の為にしたものです。

進めていくと、父親が長年このお寺を護持に奮闘してきた跡が見えて、その苦労と大変さを身をもって感じました。

 

調査は今後も続けていきますが、私も個人的に進めていかなければいけない工事関連の作業が多くあります。この大事業、なかなか自分の代に巡ってくるのも稀有なことです。負けじと頑張りたいと思います。

(大安禅寺 髙橋玄峰 合掌)

コメント