今週、住職は出張法話のため、四国、そして京都へと赴きました。
まず四国では、臨済宗・黄檗宗の僧侶の会にて、研修講師という大役を務めました。
今回の研修では、住職自身がこれまで経験してきた「H1法話グランプリ」を一つのきっかけとして、法話とどのように向き合っていくのか、若手僧侶の皆様にお話しされたそうです。
住職によると法話とは、ただ仏教の知識や教えを伝えることではなく、
禅宗の歴史や禅思想を学び、その背景にある法理を踏まえながら、自分自身の言葉で何を伝えるのかを考えていくことだと仰いました。
そして、特別な出来事や難しい言葉だけではなく、私たちの日常の中にある教えを見つめ、それをどのように言葉に置き換え、人に伝えていくか。日々の暮らしの中で感じたことや気づきを、仏教の教えと結びつけながら、自分なりの一語として表現していく大切さをお伝えになったようです。
同じ教えに触れていても、受け止め方や伝え方は人それぞれです。
だからこそ、まずは自分自身が教えと向き合い、考え、実践していく。その積み重ねが、聞いてくださる方の心に届く言葉につながっていくのかもしれません。
若い僧侶の皆様にとっても、これからの法話を考えるうえで、何か新たな気づきや学びの機会となっていれば幸いです。



続いて京都では、大本山妙心寺にて開催された「微笑会」において、法話をさせていただきました。
微笑会は、妙心寺の禅文化や教えに親しみながら、貴重な文化財の護持・顕彰を支え、会員相互の研鑽を深めることを目的とした会です。
そのような大切な場において、文化財の護持・顕彰にご尽力されている会員の皆様をはじめ、妙心寺派管長猊下、宗務本所内局の和尚様方の御前で法話をさせていただくという、誠に光栄なご縁をいただきました。
法話の演題は「記憶を継ぐ」
歴史ある妙心寺の法堂という特別な場所で、これまで大切に受け継がれてきたもの、そしてそれを未来へとつないでいくことについてお話しする機会となりました。
法話の後には、会員の皆様からもたくさんのお声がけをいただいたそうで、新たなご縁にも恵まれた一日となったようです。



住職はこれまでも各地へ出向き、法話を行ってまいりました。ありがたいことに、そのお話をきっかけに、さらに別の場所からお声がけをいただく機会も増えております。
一つの法話が新たな出会いを生み、その出会いがまた次のご縁へとつながっていく。
職員としても、住職が各地で仏教や禅の教えを伝え、多くの方々とご縁を結んでいることを大変うれしく感じております。
お寺の中だけでなく、さまざまな地域の方々と出会い、学び、語り合うこと。その経験がまた大安禅寺の日々の活動にも生かされていくことと思います。
このたび貴重な機会をくださいました皆様、そしてご縁をいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
これからも大安禅寺では、こうした一つひとつのご縁を大切にしながら、禅の教えをわかりやすく、そして丁寧にお伝えしてまいります。



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