本堂建具の保存修理—伝統の技を未来へつなぐ 日誌 2025.02.07 本堂建具の保存修理—伝統の技を未来へつなぐ 今年度の修理出来高には、本堂の建具の修理および新調される建具が含まれています。今日は、その建具の出来高検査と進捗状況を確認するために、市橋建具様の修理工房を訪れました。 建具の多様な役割と職人技 本堂にはさまざまな様式の建具があり、用途によって形や構造が異なります。そのため、職人の技術が随所に光ります。建具の保存修理では、傷みを修復したり、補強したりすることで、文化財建造物としての価値を維持しながら建具の寿命を延ばすことが目的となります。 本堂の建具修理は、単なる修繕ではなく、歴史を未来へつなぐ大切な仕事です。先人が築いた建築の美しさと機能を守るため、職人の技と知恵を結集し、慎重に作業が進められています。 今後も文化財の保存修理を通じて、伝統の技術を次の世代へと伝えていけるよう、努めてまいります。
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