禅のご縁が広がる夏

法話・法務・特別企画…住職が駆け抜けた二週間


お盆を迎え、大安禅寺では住職が檀信徒の皆様のお盆参りを勤める傍ら、この二週間は県内外で法話、特別企画など、慌ただしくも大変充実した日々を過ごしておりました。

まず、大安禅寺では a.department store 様と曽明漆器店様の特別企画「格別の旅」を開催いたしました。

福井の歴史・文化・伝統工芸・食、そして禅を五感で味わっていただく一日限りの特別な企画です。
住職による法話では、「禅とは何か」「心を調えるとはどういうことか」をユーモアを交えながら分かりやすくお話しし、その後は越前漆器を使った箱庭ワークショップを実施しました。同じ材料を使っていても、一つとして同じ庭は生まれません。

参加者の皆様が夢中で砂紋を描き、自分だけの景色を形にされる姿がとても印象的で、「心が穏やかになった」「自分と向き合う贅沢な時間でした」と嬉しいお声をたくさんいただきました。

また、旬の食材を生かした精進料理や、通常はご覧いただけない場所を含めた特別拝観もお楽しみいただき、大安禅寺ならではの魅力を存分に味わっていただく一日となりました。

続いて、大安禅寺の令和の大修理をともに支えてくださっている松浦建設株式会社様の安全衛生大会では、住職が特別法話の講師としてお招きいただきました。

会場には約130名もの皆様が参加され、「安全とは、ルールを守ることだけではなく、自分自身と仲間を思いやる心から始まる」というテーマで、禅の教えを交えながらお話ししました。
文化財修理の現場を日頃から見守る住職だからこその言葉に、皆様が真剣な表情で耳を傾けてくださり、法話後には「心に残りました」「仕事だけでなく人生にも通じる話でした」と、多くの方が住職のもとへ感想を伝えに来られていた姿が印象的でした。

そして先日は、広島県三原市にある臨済宗佛通寺派大本山 佛通寺様の夏季講座へ法話講師としてお招きを賜りました。



歴史ある禅の道場で一座を担当させていただくという大変貴重なご縁です。

前日から内局の和尚様方との交流の機会をいただき、広大な境内をご案内いただきながら、佛通寺の歴史や伽藍について学ばせていただきました。住職も、「本山を護り、未来へ伝えていこうという和尚様方の熱意に大きな刺激を受けた」と話しており、大安禅寺を預かる者として改めて身の引き締まる思いになったようです。

こうして振り返ると、この二週間は法話や講演を通して住職が禅の教えをお伝えする一方で、多くの方々との出会いの中から新たな学びや気づきをいただく日々でもありました。

職員としてその様子を間近で見ていて感じるのは、住職はいつも「教える人」である前に、「学び続ける人」であるということです。ご縁をいただいた一つひとつを大切に受け止め、その学びをまた法話や大安禅寺での活動を通して多くの皆様へお伝えしていく。

その積み重ねが、今の住職の法話につながっているのだと改めて感じた二週間でした。

ご縁をいただきましたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。(職員・助野)

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