― 解体調査から見えてきた歴史と、未来への修理方針 ―
本日は、大安禅寺令和の大修理において、大きな節目となる「現状変更」のための文化庁現場指導が行われました。
現在修理を進めております開基堂・開山堂・庫裏に加え、開基堂への参道入口となる塀中門(唐門)についても、今後の修理方針を定める大切な協議の場となりました。
午前中は、文化庁調査官・梅津様をはじめ、修理委員会委員長の吉岡先生、福井県・福井市の行政担当者、設計監理者、施工関係者の皆様とともに、解体調査によって判明した内容をもとに、現状変更に関する審議と情報共有を行いました。
午後からは現場へ移り、実際に解体した部材や建物の痕跡を確認しながら、修理の方向性について一つひとつ意見を交わしました。



文化財建造物の修理は、ただ古いものを新しくする工事ではありません。
解体して初めて分かる事実が数多くあります。柱一本、梁一本、壁の下地一つにも、それぞれの時代の工夫や修理の痕跡が刻まれています。その積み重ねを丁寧に読み解き、「どの時代の姿を、どのような根拠で後世へ伝えていくのか」を慎重に判断していくことが、文化財修理の最も重要な使命です。












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